うだるような暑さ。
自転車をこぐと汗もだらだら。
梅雨なんてどこへやら。
最高気温も30℃超え。
夏バテが心配ですね。
それでも仕事後には大盛り中華が食べたくなる。
今年こそは海へ!なんて思っても自分のお腹を見ると恥ずかしくて水着になれない。
そんな葛藤する毎日を送っている舩戸です。
それならバーテンダーらしく常夏を満喫してやろうってわけではないですが、行ってきましたテキーラセミナー。
左から右まで全部テキーラです。
見たことないもないような物も。
日差しを浴びてのテキーラも美味しいですね。
ただし行ってきたのはセミナーです。
しっかりと勉強してまいりました。
たとえばまずテキーラで思い浮かべる物といえば、ライムと塩ですね?
ライムをかじって塩を舐めてテキーラをあおる。
お客様の中でも飲み方はそれぞれあっても大体は一緒じゃないでしょうか?
はい。それ間違ってます。
というより、間違って日本に伝わったらしいです。
メキシコで風邪が流行った時に、ライムでビタミンCを、塩でミネラルを取るためにそうしていただけであって、現地に行ってもそんな飲み方する人はいないそうです。
テキーラよりもカジュアルなメスカルというお酒なら飲みやすくするためにそうするかもしれませんが。
ではなぜ日本にそんな飲み方が知れ渡ったのか。
それは日本に美味しいテキーラが入って来てなかったからではないでしょうか。
まずテキーラと呼べるには原料のブルーアガベ(リュウゼツランという植物の一種。サボテンではない)が51%以上使用と決められています。
ところがアガベが100%使われた美味しいテキーラがあるので、現地の人やアメリカではこちらが好まれてよく飲まれるそうです。
でも、昔日本に入ってきたのはきっと混ぜ物の多いものだったんじゃないでしょうか。
独特の青臭いクセが強いものが多く、ストレートでは美味しく飲めなかったのかもしれません。
そこでライムと塩と一緒に飲むのが流行った。
しかも35度から40度くらいのお酒を一気に飲み干しますので、罰ゲームとして。
悪いイメージのお酒になってしまったんですね。
悲しいことです。
実際、メキシコではテキーラ規制委員会というものがあり、厳しく法律で守られています。
それこそ原料のブルーアガベの一株まで。
もし一株でも届出を出さなかった場合、多種と交配しやすいアガベはブルーアガベと呼ばれなくなり、その畑に生えてるものはすべてテキーラには使えなくなるそうです。
これ以外にも法定地区、蒸留度数など厳しく定められているらしいです。
いままでテキーラを軽く見ていてすみませんでした。
なんて謝りたくもなったり。
今年の夏はテキーラについて学ぼうかと思います。
もちろんバーで。
皆様もいかがでしょうか。