本日は中迫が担当させていただきます。
通常一般に流通されているモルトウイスキーは製品として味を一定に保たなければなりません。
しかし貯蔵されている樽の中のウイスキーはすべてが様々な個性を持ち同じものはひとつとしてありません。
そのため様々な樽のウイスキーをブレンドし、加水をしてアルコール度数を約40度に調整いたします。
しかし加水を行うと濁りが出てしまうためそれを防ぐため冷却濾過(チル・フィルター)を行います。
これによって澄んだ色合いのウイスキーとなりますがそれと同時にウイスキーの味わい、香り成分のいくつかは失われてしまいます。
ザ・ソサエティでは蒸留所の個性、ウイスキー本来の味わいを最大限に楽しめるよう配慮されています。
樽同士を掛け合わせず、加水せず、チルフィルターをかけずに瓶詰。
これは「熟成されていたままのウイスキーを楽しむ」というザ・ソサエティ設立当初よりの方針です。
1983年に設立したザ・ソサエティは現在では日本やアイルランドを含む125蒸留所から協力を得ています。
当店でも本数は少ないですがザ・ソサエティを取り扱っております。