12月も1週間が過ぎクライスの営業も今年は残すところ20日あまりとなりました。
冷え込みも急激にきつくなり朝(昼?)起きるのが辛くなってきた中迫が本日のブログを担当させていただきます。
先日お客様から酒粕を頂戴いたしました。普段なかなか手にすることのない酒粕。
やはりイメージしやすいのは甘酒でしょうか。
甘酒の起源は古墳時代にまで遡ります。
「日本書紀」にも記されているようです。甘酒の起源とされる天甜酒(あまのたむざけ)に関する記述が見受けられます。
古くは「一夜酒(ひとよざけ)」、ま「醴酒(こさけ、こざけ)」と呼ばれていたそうです。
甘酒といえばやはりお正月。初詣に行って甘酒で温まる、そんなイメージがあります。
こういうイメージです。
ところが調べてみると甘酒は夏の季語となっているそうです。
栄養が豊富な甘酒は夏バテを防ぐ意味もあり体力回復に最適な夏の風物詩だったようです。
江戸時代後期の三都(江戸、京都、大阪)の風俗、事柄を記した辞典である守貞漫稿には、「夏月専ら売り巡るもの」が「甘酒売り」と書かれていたようで当時では大人気の飲み物だったとか。
当時の江戸幕府はあまりの人気と市民の健康維持のために甘酒の値段を最高4文、まで、と定めていたそうです。
武士の内職としても甘酒づくりは盛んに行われていたようですね。
ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、食物繊維、オリゴ糖、ブドウ糖葉酸、システイン、アルギニン、グルタミン等が含まれており飲む点滴と言われております。
冬は風邪予防に暖かく、夏は夏バテ予防に生姜汁を加えさっぱりと。
米と麹から作るのは難しいですが酒粕からですと簡単にお作りいただけます。
冬の寒さで凍えた体を甘酒で温めてみてはいかがでしょう。
ちなみに僕はどうしても甘酒が飲めないので粕汁にして美味しくいただくことにします。(お鍋も捨てがたい)