2015.11.27
みなさんこんにちは。
本日は佐藤が担当させていただきます。
一昨日の水曜日にテレビ塔の上でバカルディジャパン様のラストグレードモルトウィスキーセミナーがあり、参加させていただきました。
ラストグレードモルトとは、今までブレンデッドなどに使われていてあまり出回っていなかったモルトをメインとし発売する5つのウィスキーです。
アバフェルディ、オルトモア、クライゲラキ、デヴェロン、ロイヤルブラックラの5つです。
アバフェルディは知っている方も多いと思います。
デュワーズのキーモルトとしても知られています。
1898年にデュワーファミリーによってハイランドの中心に設立されました。
かつて砂金がとれたピティリー川の水を仕込み水に使っており、そのイメージからラベルの文字を金色にしました。
味わいは蜂蜜やオレンジトフィー、ナッツなど。クリーミーさも感じます。
オルトモアは1897年にアレクサンダーエドワードによってスペイサイドのフォギーモス(霧が深い湿原)という場所に設立されました。
ピートを使用しない麦芽によって作りだされる、スパイシーさ、そしてドライなフィニッシュが印象的です。
クライゲラキは1891年にオルトモアと同じアレクサンダーエドワードによりスペイサイドの中心、スペイサイドの岩と呼ばれるところに設立されました。
昔ながらのワームタブという冷却濾過装置を使い、硫黄の香りを残しつつ重みのあるスモーキーさが印象的です。
デヴェロンは蒸留所はマクダフなのですが法律上マクダフと名乗れないそうなのでデヴェロンという川の名前をつけました。
フルーティーでバランスのとれた、スパイスやグリーンアップルの香りが感じられます。
ロイヤルブラックラは1812年ウィリアムフレイザーによりハイランドに設立されました。
英国王室御用達を最初に与えられた蒸溜所です。
フィニッシュをファーストフィルのオロロソシェリー樽を使っていて、フレッシュで華やか、かつフルーティーな味わいになっております。
こちらのラストグレードモルトは2月に発売で、クライスでもご用意させていただきますので是非お試しください。
2015.11.24
ボジョレーヌーボーも解禁し、すっかり年末ムードになってまいりました。
お客様にお話しを伺ってもやはり皆様この時期はお忙しいようで体調を崩しそう、なんて声も聞こえてまいります。
冷え込みもきつくなり疲れも相まって風邪をひきやすい時期です。皆様お気を付けくださいませ。
本日のブログ更新は中迫が担当させていただきます。
本日はホットカクテルをいくつかご紹介させていただきます。
クライスのお勧めといたしましては先日もご紹介させていただきました安納芋のホットカクテル、えびすカボチャのホットカクテルがございます。
他にもホットワイン、アイリッシュコーヒーがメニューに記載されております。
有名なカクテルではありますがホット・バタード・ラムもおすすめです。
ラムのお湯割りに甘味を加えバターを浮かべたカクテルというとわかりやすいでしょうか。
こちらのお湯をホットミルクに変えるとホット・バタード・ラム・カウというカクテルとなります。
共にシナモンやクローブを使うこともございます。
ホット・バタード・ラムにレモンを加えるとグロッグというカクテルに。
こちらは酸味が加わることでサッパリとした味わいでお飲みいただけます。
ウイスキーにお湯を注ぎ、甘味を加えレモン、クローブ、シナモンを入れるとホット・ウイスキー・トディーというカクテルに。
こちらはウイスキーに限らずブランデー、ジン、ラム、テキーラ等お好みのスピリッツでも美味しくお飲みいただけます。
スタンダードカクテルではありませんがカルーアミルクをホットで、ゴディバミルクをホットで、というご注文もよく頂戴いたします。
最近ではホットのモスコミュール、なんかもご好評いただいております。
こんな感じのものが飲みたい、とお気軽にお好みをお伝えくださいませ。
余談ですがタリスカーのお湯割りにペッパーをふりかけても美味しいです。
舩戸さん命名の「タリほっ・・・ペッパー」です。
是非おためしくださいませ。
2015.11.20
こんにちは舩戸です。
11月ももう20日。
今年もあと6週間ですね。
スーパーへ買い出しに行ってもおせちの予約とか、年賀状だとか目にするようになりました。
まだそんなに寒く無いせいかまだまだ秋気分なのですが。
そうは言っても11月の第3木曜日に毎年年末を感じるイベントがあります。
「ボジョレー・ヌーボー」
昨日が解禁日でした。
もうお召し上がりになられた方も多いと思います。
僕はこれが終わるともう年末なんだなと思うのですが。
ちなみに2015年のボジョレー・ヌーボーのキャッチコピーは
「記憶に残る素晴らしい出来栄え」だそうです!
皆様いかがでしたか?
ちなみにこのキャッチコピーは「ボジョレーワイン委員会」が試飲会をしたうえで、各メーカーさんが工夫して考えるそうです。
毎年美味しそうなキャッチコピーですから。
95年「ここ数年で一番出来が良い」
96年「10年に1度の逸品」
97年「1976年以来の品質」
98年「10年に1度の当たり年」
99年「品質は昨年より良い」
00年「出来は上々で申し分の無い仕上がり」
01年「ここ10年で最高」
02年「過去10年で最高と言われた01年を上回る出来栄え」「1995年以来の出来」
03年「100年に1度の出来」「近年にない良い出来」
04年「香りが強く中々の出来栄え」
05年「ここ数年で最高」
06年「昨年同様良い出来栄え」
07年「柔らかく果実味が豊かで上質な味わい」
08年「豊かな果実味と程よい酸味が調和した味」
09年 「過去50年でも素晴らしい出来」
10年 「1950年以降最高の出来といわれた2009年と同等の出来」
11年「近年の当たり年である2009年に匹敵する出来」
12年「ボジョレー史上最悪の不作」
13年「小粒だが味の濃いブドウが収穫できた」
14年「近年の当たり年である2009年と肩を並べるクオリティ」
どうでしょう。
皆様の記憶に残るボジョレーは何年の物でしたか?
ちなみに僕は2009年が・・・
嘘です。
とはいってもイベント事ですから。
楽しく飲んでいただければと思います。
ボジョレーを飲みながら今年1年を振り返ってみてはいかがでしょうか。
2015.11.17
田原です。
11月8日名古屋初開催のテキーラフェスタが錦3丁目のORCAさんにて行われました。
イベント内容は200種類以上のテキーラ&メスカルが試飲でき
LUNA SEAギタリスト、イノラン氏プロデュースのテキーラ・パトロンの発表会トークショーや
様々なイベントが開催されるというものでしたが
前売りチケットは完売で、当日開場前は行列ができる状態だったそうです。
それだけの人数なので始まると確かにまともには歩けず
避けたり前の方のペースでしか歩けず移動も大変な状態でした。
私はこの中であるイベントの一つ
チーム対抗カクテルコンペティションというのがあり
A~Iまで9チームあるうちのHチームのリーダーをさせていただきました。
それぞれチームごとにテキーラの銘柄が違い、くじ引きにて決定。
当チームはクエルボ1800でアサヒビール様の取扱い商品で
かなり色々とお世話になりました。
1チーム6名編成で組まれており
名古屋開催ですがチームメイトには高知、大阪の方も含まれ
バーテンダー交流会の雰囲気もあり
とても充実した一日となりました。
T尾さん、N元さん、わざわざ遠方より名古屋までお越しいただきありがとうございました。
この場で申し訳ございませんが深く感謝申し上げます。
そして、この日提供するカクテルですが
チーム員の皆でフェイスブックなどのメールを使い意見交流をし決定しましたが
会って意見交流しながらではないのでなかなか進まないです。
結構大変でした(笑)
全員がカクテルレシピを出したわけでもなく
イメージや意見を出したり、ネーミングを出したりしながら
じわりじわりと進み、締め切り日ギリギリだったと思いますが決定しました。
提供方法は調合したカクテルを大量にあるプラカップに注いで
お客様にお召し上がりいただき
気に入ったものに票を入れていただくという投票形式。
実際400杯は用意してほしいとのお話で用意しましたが完売されたところも多く
当チームはそれ以上用意し時間最後まで提供し続けましたが
残念ながら私の携わらせていただいたチームは3位以内には入れませんでした。
普通のコンクールとは違い
とても楽しかったのでまたチャンスがあればやらせていただきたいと思います。
朝からの一日仕事で大変でしたが充実した一日になりました。
噂では来年も名古屋開催されるとの話もあり楽しみにしております。
2015.11.13
みなさんこんにちは。
本日は佐藤が担当させていただきます。
先月のNBA名古屋支部の研究会で、雄山株式会社様にカバランシングルモルトウィスキーセミナーを開催していただきました。
まだ馴染みのない方もいらっしゃると思いますので簡単に説明させていただきます。
台湾製ウィスキーカバラン(KAVALAN)は2008年に台湾の宜蘭という所に蒸留所を構えました。
「カバラン」とは、台湾北東部雪山山脈を東に下った場所に位置する宜蘭平野の先住民の呼び名です。
雪山山脈の水を使用して、原料から製造までを全て台湾国内で行うというこだわりで、誕生後わずか2年の間に世界各国で数々の賞を受賞しました。
今回のセミナーでは5種類、試飲させていただきました。
左からコンサートマスター、金車、バーボンカスク、シェリーカスク、クラシックです。
どれも樽の個性が出ていてとても美味しかったです。
みなさん今はウィスキーといえばジャパニーズに走りがちですが、台湾のウィスキーも楽しんでみてわいかがでしょうか。
2015.11.10
朝晩はだいぶ冷え込むようになってまいりました。ハロウィンも終わり次のイベントはボジョレーでしょうか。
この季節になるともう今年も終わりだと感じるとともにクライスのオープンの準備をしていたことを思い出します。
もう3年、時の流れはあっという間ですね。
本日は中迫が担当させていただきます。
ボンベイサファイアというジンを聞いたことのある方、お飲みになったことのあるかたも多いのではないでしょうか。
1761年以来のオリジナルレシピに基づいた『ボンベイ・サファイア』は世界中で4機しか存在しないカータヘッド・スチル蒸留機を使用しております。
また、製法も独特で蒸気化したスピリッツを銅製バスケットに収めた10種もの(※)ボタニカルに通過させることで香り成分等を吸収させております(ヴェイパー・インフュージョン製法)。
※ジュニパーベリー、レモンピール、コリアンダー、オーリス、アンジェリカ、アーモンド、リコリス、カシアバーク、グレイン・オブ・パラダイス、クベブベリー
そんなボンベイサファイアに上位モデルが登場致しました。
スター・オブ・ボンベイ
クライスでも入荷致しました。
ボンベイサファイアで使用している10種のボタニカルに加え新たに2種類のボタニカル(「イタリア産ベルガモット」「エクアドル産アンブレットシード」)を加え、通常の1.5倍の時間をかけて蒸溜されております。
1990年代初頭の大女優「メアリー・ピックフォード」がヴァイオレット・ブルーに輝く182カラットのスターサファイアを夫から贈られ、この宝石が後に“スター・オブ・ボンベイ”として世の中に知られるようになりました。
この美しく磨き抜かれた宝石にインスピレーションを受けたボンベイ蒸留所の職人たちが時間をかけて磨き抜いた至高のボンベイをつくりあげ、この宝石に敬意を込めて“スター・オブ・ボンベイ”と名付けたようです。
是非ともお試しくださいませ。
2015.11.06
また段々と寒くなってきましたね。
夜の街はイルミネーションが輝きはじめ、すっかり冬ムード。
私、舩戸はなんとなく寂しさを感じてますが。
1年があっという間に終わってしまうような。
といってもまだ2ヶ月ありますからね。
楽しまないと。
さて、先日お客様から素敵なプレゼントをいただきました。
ローズ社のライムコーディアルです。
日本ではなかなか手に入らない商品なのですが、実はギムレットの当初のレシピはこのローズ社のライムとジンが半々だとされています。
ギムレットというカクテルは、1890年頃、イギリス海軍の軍医であったギムレット卿が、艦内で将校に配給されていたジンの飲み過ぎを憂慮し、健康維持のためにライム・ジュースを混ぜて飲むことを提唱したことが起源とされているそうです。他に、ギムレット(gimlet)が錐の意であることから、その味の突き刺すような鋭いイメージから命名されたという説もあるそうですが。
カクテルの歴史には諸説がありますが、現在のカクテルの多くはアメリカで生まれ、1920年代、禁酒法の時代にアメリカのバーテンダーが世界中に散ったことにより広まったと言われています。
その中の一人がハリー・クラドックでした。
アメリカからロンドンに渡り、サヴォイホテルのアメリカン・バーのチーフ・バーテンダーとなった彼は、その独創的なアイデアと豊富な知識で、カクテルの権威の一人と認められるようになりました。
そのクラドックが1930年に発表したのが「サヴォイ・カクテルブック」です。
レシピ集というより薀蓄やイラストを多用してカクテル文化の紹介することに主眼を置いたこの本は、現在でも世界中で読み継がれる”バーテンダーのバイブル”だそうです。そこにはギムレットのレシピが次のように記されていました。
「バローのプリマスジン1/2、ローズのライムジュース(コーディアル)1/2、ステアしてグラスへ、必要に応じて氷」
今はライムを絞りもっとドライに仕上げるレシピがスタンダートに思われますが、当時はなかなかライムも手に入りづらかったんでしょうね。
先輩バーテンダーさんに聞いてもライムなんて高くて買えなかったそうですから。
フレッシュなライムを使えるようになったのはきっとここ数十年前から。
それを思うとごく最近のレシピなんだと思います。
ウィキペディアで調べますと当初のレシピはかなり甘いとされてますが、そこまで甘くは無いです。
ほのかな甘さで柔らかいギムレットに仕上げます。
数に限りのある商品ですが、一度お試しされてはいかがでしょうか。
2015.11.03
田原です。
そろそろオリジナルカクテルの冬バージョンを
考え始めないといけないと思っている今日このごろです。
BIRDYさんのバースプーン、すでにリリースされておりましたが
手にする機会がなく先日の全国エリートバーテンダーカクテルコンクールの会場で
BIRDYのY山様とお会いし使わせていただく機会ができたので
使ってみると良さげな雰囲気。
その場で2本発注させていただき先日届きました。
先の部分は尖っているのが今までのタイプ(右)で
穴があけられ広く水切りの用途のあるタイプ(左)が今回仕入れたスプーンです。
実際先が少し重いので遠心力が加わり回し易いのと
回すべき中心がわかりやすくなりました。
中心で回すことにより余分な負荷がかからなくなるので仕上がりが変わります。
またネジられた本体もピッチが違い
そしてよく見るとネジられた山の頂点の面取りがしてあります。
これにより手にかかる負担も軽くなり回しすぎで擦りむけたりすることも減ります。
今回は専門的な話題ですが
バーツールで仕上がりが変わるのでとてもデリケートになる部分でもあります。
そのうち全部これになってたりして(笑)